印刷用紙の生産はどうなっているのか?
在庫紙がなくなり次第
次の新しい用紙がなければ印刷は出来ません
震災当初は
紙の銘柄を変える
紙の種類を変える
などなど…
品質には非常なまでにうるさい日本のユーザー様も
さすがに今回はこのような対応をとらざるを得ない状況だった訳で
今まで乗り切ってきたのでしょう
さてさて
現在は一体どうなっているのか?
これからの見込みはどうなのか?
こちらも調べてみました
製紙メーカー別の情報をまとめてみました
今回は日本製紙グループです
株式会社日本製紙グループ
2011 年3 月13 日
○石巻工場 : 操業は全停止しております。
(日本製紙) 津波の被害により工場構内は土砂等が堆積しており、設備の被害はまだ
確認できておりません。従業員の1 名が微傷災害に遭ったとの 情報が入
っておりますが、詳細は確認できておりません。製品在庫はほぼ全損の
模様です。
○岩沼工場 : 操業は全停止しております。
(日本製紙) マシン建屋の一部天井が崩落し、側壁が一部崩壊したとのことですが、
設備の被害状況の詳細は現在確認中です。操業に当たっていた従業員
につきましては、人的被害はないとの報告を受けております。製品在庫の
半分程度が被害を受けている模様です。
○勿来工場 : 操業は全停止しております。
(日本製紙) 設備の被害状況は現在確認中です。操業に当たっていた従業員につ
きましては、人的被害はないとの報告を受けております。製品在庫の半分
程度が被害を受けている模様です。
○富士工場 : 一部マシンが地震の影響により停機しましたが、3 月12 日、運転を再開し
(日本製紙) ました。
○秋田工場 : 操業は全停止しております。再開の目処は立っておりません。
(日本大昭和板紙)
○北上製紙 : 従業員への人的被害はありません。設備に一部被害があり、操業は全停
止しております。
○大昭和ユニボード: 従業員への人的被害はありません。操業は全停止しております。
○その他 : 仙台港の輸出向け在庫、および東京・有明倉庫の在庫にも被害が出て
いる模様です。
2011 年5 月11 日
1. 岩沼工場(宮城県岩沼市)
岩沼工場は4 月11 日に3 号抄紙機、23 日に4 号抄紙機を稼働いたしました。さら
に、5 月7 日に2 号抄紙機、11 日に1 号抄紙機を稼働し、これによりすべての生産
設備の操業を再開することができました。4 台の抄紙機はいずれも順調に生産を継
続しております。
2. 勿来工場(福島県いわき市)
勿来工場は、4 月5 日から順次操業を再開しましたが、強い余震の頻発による影響
を受け、再度操業を全停止することを余儀なくされました。その後、復旧作業を進
め、4 月30 日に5 号塗工機が稼働し、5 月10 日までに残る3 台の塗工機について
も順次操業を再開いたしました。4 台の塗工機はいずれも順調に生産を継続してお
ります。
岩沼工場は新聞紙など 勿来工場はカーボン紙などの抄造をしていると思います
こちらは再稼働しているということで
問題は石巻工場ですね
こちらは大工場で生産品目も多種にわたっていました
上質紙 中質紙 コート紙 書籍用紙 色上質紙 情報用紙などなど…
ただし 日本製紙グループでは
日本製紙の石巻工場は、津波により壊滅的な被害を受けましたが、
2007年11月に稼働した最新鋭大型「N6マシン」はじめ、
2階の抄紙機は、本体がほぼ無傷で生産再開をめざすとの事です。
という心強い情報も見つけられました
(2011/05/19追記)
更に更に 感動的なニュースを発見しました
東北・関東の製紙会社が電力供給!震災被害をものともしない日本製紙
楽天ソーシャルニュース(以下抜粋)
日本製紙グループ本社は、
東京電力と東北電力に対して、
自家発電設備で発電した電力を
供給することを検討していると発表した。
岩沼工場(宮城県岩沼市)、
勿来工場(福島県いわき市)を含む
東電・東北電管内にある合計5工場で発電した
計8万~10万キロワットの電力を送電する方針だ。
日本製紙のWEBサイトを見ると、
「東北の地を捨てず、社運をかけて完全復旧させる」という
震災直後の約束通り、工場は着々と復旧を果たしている。
がんばれ!! 日本製紙グループ
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